W&FW
東京新聞に"smile warmer"の記事が記載されました2020/05/13

2020年5月13日付け東京新聞に、"smile warmer"についての記事を掲載して頂きました。

w&fwのディレクター・三上津香沙が、ブランド立ち上げまでの経緯や、"smile warmer"の発案から製作、販売に至るまでを語っています。

"smile warmer"の商品ページはこちらから>>>

以下、東京新聞の記事を掲載させて頂きました。

<わたしの転機>心、体いたわり前向きに 

抗がん剤治療などで脱毛した患者に帽子考案 


東京都港区のスタイリスト三上津香沙さん(58)は本業の傍ら、抗がん剤治療などで髪が抜けた人のための帽子を考案し、ネット販売している。親しい人を病気で亡くしたり、自身も過去に体調を崩したりした経験から、「肌にやさしい素材で自分をいたわり、前に進んでほしい」という願いを込めている。 (砂本紅年)

 二十代からタレントやモデルのスタイリストの仕事をしています。見た目より地味な肉体労働ですが、美容や洋服が大好きなので楽しいです。

 仕事に遊びにと忙しく飛び回った三十代をすぎ、四十歳の時、子宮筋腫と卵巣のう腫(しゅ)が見つかりました。その時に出合ったのが、シルクの靴下などを重ねてはく民間療法「冷えとり健康法」。私には合い、体調は徐々に回復しました。

 四十七歳のとき、二歳下の妹を子宮がんで亡くし、家族や自分の人生について深く考えるようになりました。翌年、病気に悩む人にせめて心と体を温めてほしいと、気分が前向きになれるような、おしゃれなデザインのオリジナルの冷えとり靴下を考案。生産に協力してくれる工場を探して商品化し、ネット販売を始めました。

 帽子作りを考え始めたのは約二年前。友人三人が相次いでがんになり、みんな抗がん剤治療に伴う脱毛問題に悩まされていました。

 そのうち一人は治療中、頭皮が敏感に。「ウイッグ(かつら)がチクチクする」と不快そうでした。原因不明の脱毛症になった別の友人も、既存の帽子に「ずっとかぶっていたいと思える、快適でおしゃれな帽子がない」などとこぼし「靴下を作っているなら、帽子も作って」と言いました。

 友人の声に押され、みんなが快適で喜ぶ帽子を作りたいとの思いが膨らみました。知人に紹介してもらったデザイナーに相談。そのデザイナーから、シルクの糸を起毛させて編むと、カシミヤのようなしっとりと柔らかい肌触りの編み地になり、頭皮に触れても気持ちいい、と提案してもらいました。

 試作を重ね、吸湿性があって蒸れない帽子が完成しました。筒状(縦約五十五センチ、幅約二十五センチ)で、ねじったり、折り返したりして帽子の形に整えます。気分で使い分けられるようにリバーシブルにしました。シルク100%で単価は高め(二万一千四百五十円)ですが、良いものができたと自負しています。

 病気になって気づくことはたくさんあります。「自分のことを大切にしてあげよう」と思えるようになれる、そんなお手伝いができればと思っています。

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